絹の道歴史散歩
八王子は江戸時代中期、1700年頃から織物の取り引き拠点になっていて、周辺の村々からは絹織物が集まっていました。 当時日本の主要な輸出品になっていた生糸は、1859年に横浜が開港してからますます輸出が盛んになり、埼玉、群馬、長野、山梨から八王子に集まった生糸や、絹織物が横浜に運ばれていました。 「絹の道」は、明治41年八王子−東神奈川間に鉄道が開通するまで、八王子から横浜に運ぶ重要な交通路になっていました。しかし、絹織物の生産が昭和10年をピークに減少してしまい、鉄道もまた交通路としての役割は薄れていきました。 八王子市内にある「絹の道」は、幕末から明治期にかけて主に生糸を運んだ交通路として歴史的意義があると認められ、昭和47年に市史跡に指定されました。 現在に残る「絹の道」史跡はその一部ですが、かつての栄華を偲ぶことができます。 |
道了堂跡 |
|||
八王子道道標 この周辺はのどかな風景 |
絹の道資料館 鑓水生糸商人屋敷跡にある 風情のある建物 |
Photograph by QV100 ご意見ご感想は; |